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03月07日-03号

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  1. 里庄町議会 2013-03-07
    03月07日-03号


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    平成25年 3月定例会        平成25年里庄町議会第1回定例会会議録(第3)1. 招集年月日 平成25年3月7日(3日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 3月7日 午後1時1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 仁 科 英 麿  2番 眞 野 博 文  3番 小 野 光 三    5番 岡 村 咲津紀  6番 岡 本 雅 道  7番 原 田 順 夫    8番 高 田 卓 司  9番 辻 田 勝 之 10番 平 野 敏 弘1. 欠席 議員   11番 松 原 繁 之1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      大 内 恒 章     副町長     辻 田 光 則   教育長     杉 本 秀 樹     理事      小 原 英 明   会計管理者   石 井 利 忠     総務課長    宮 崎 裕 之   農林建設課長  赤 木   功     町民課長    加 藤 泰 久   農林建設課参事 三 宅 卓 志     町民課参事   妹 尾 一 弥   健康福祉課長  高 橋 桂 子     国土調査室長  妹 尾   渉   教委事務局長  妹 尾 素 典     上下水道課長  仁 科 成 彦   企画商工課長  村 山 弘 美     選挙管理委員会委員長                               中 尾 幸 好1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  大 島 一 人1. 議事日程   日程第1 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午後1時00分 開議 ○副議長(眞野博文君) 皆さん、本日はご苦労さまです。 松原繁之議長より、本日の定例会に病気入院中のため欠席届が提出されておりますので、ご報告いたします。 ただいまの出席議員は9名であります。定足数に達しておりますので、これより平成25年第1回里庄町議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 8番高田卓司です。 通告しておりますとおり、まず第一に計画道路の進め方について、2つ目として電気自動車の運用について質問をいたします。 まず、1つ目の計画道路の進め方について質問いたします。 町道229号線もやっと殿迫から役場の前まで開通する見通しとなりました。そして、一番ネックとなっておりました中学校の東の旧国道の狭いところもこれで解消し、皆さんほっとしてるところでありましょう。その中で、以前から、以前といいましても、これは昭和40年代初めごろ計画されている道路があります。町内幾つもありますが、中には廃止された道路もあります。その道路の中で、今後の進め方について町長の考え方をお尋ねします。 具体的には、寄島から里庄へ来る寄里農免道、そして229号線の殿迫から東、天草公園までについてお尋ねをいたします。 まず最初に、寄島里庄農免道についてお尋ねをいたします。 ちょっとパネルで場所を説明させていただきます。 この道路については、今役場におられる職員の方はほとんど知られてないと思います、ずっと以前のことで、もう半世紀近く前のことなんで、計画されたのが。だけど、まだ開通しておりません。やる兆しもありませんから、確認をいたします。 まず、ここ今役場ですね。役場からこう出て、この紫色、これが旧国道です。それから2号線、線路渡って2号線へ出て、緑が2号線です、跨線橋で。それからずっと南平井、池ノ平団地上がる昔からの道がありますね。団地を通って金山、これ金山団地です。ここ池ノ平団地ね。これが寄島里庄の県道です。この先がごみの焼却場。跨線橋もここまでできて、寄島里庄農免道、寄島から金山上がったところまでは計画どおり来てます。ほれで、金山を上がったところから跨線橋までがいまだに開通されておりません。やる兆しもありません。 これのいきさつというのは、たまたま寄島里庄農免道を県の事業でやってきた中で、同じころにこの池ノ平団地、南平井の団地の開発が始まったんです。それで、昔から平井に上がってた道が業者によって拡幅されたんです、ここまでね。業者が自分の団地をするために進入路がないんで、2号線から団地まで。それを当時の町長さんが、ちょうどええということで、こういう道をつくって無理やりつないだんです。それがいまだに解消されてない。ほれで、団地からもう苦情が出てるんです。今かなりこの道通行量がふえてますから、ここは団地の道じゃから、一般の車がどんどんどんどん通られちゃ困ると、危ないということで苦情が出てます。誰考えても、そりゃあこういうヘアピンの道ばっかりで、団地の家の中を通る、これじゃおかしいというのはわかると思います。 この道路について、いつごろやる考えがあるのか、ないのか、お尋ねをいたします。 ○副議長(眞野博文君) 赤木農林建設課長。 ◎農林建設課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんの計画道路の進め方の1点目の寄里農免道についてお答えしたいと思います。 この寄里農免道につきましては、約40年前、昭和47年度に岡山県から事業採択が行われた後、工事が着手され、昭和54年度に工事が完了となっています。その後、昭和56年度に本町に譲渡を受けていますので、この寄里農免道県農林土木事業としての道路整備は終了いたしております。 今後の進め方ですが、再度岡山県へ農免道として整備要望を再開することは、現地の状況を勘案いたしますと、実現は難しい状況にあります。また、現時点での町道としての整備計画もございません。今後の本町の道路新設改良事業といたしましては、里見229号線、先ほどありましたけれども、殿迫から東方面への4工区、それから岩村地区の674号線など、重要路線計画が本格化してまいりますので、この路線については現時点で計画路線に位置づけることは難しい状況であると考えているところでございます。ご理解を賜りますようお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 今まで積み残した行事なんですよ、これ。途中やめをして、わかりやすく言えば道つけて、よその家の角を通らせてもろうて引きよったと。今、そこを通りよるからもう計画がねえんじゃ、やらんのだと言うんではおかしいでしょう。これ見てごらんなさい、こんなヘアピンのカーブ無理やりつないどるからこんなんなっとるんですが、道路としてなってないでしょう。90度以上曲がって鋭角に曲がるようなヘアピンがある。どこ行ってもこんな道路ありゃあせんですよ。しかも、幅員が何ぼある思いよんです。十分対向できる大きな道路でしょう。 それと、もう一つ、跨線橋のここを見てください、ここを。跨線橋は真っすぐ行くようにここやってきとるでしょう、県は。こっからもとの道があったんや。もとの道がこの道のここを交差して、西側通って、今の信号機があるとこより東に今でもありますわね、あの道を通りよったんです。こんな状態で、計画がないからしませんじゃいかんでしょうな、計画してもらわにゃ。しかも、計画して両側からやってきたものが、ここたまたま団地をしたからそこを使やあええわという、団地からすりゃあ大きな迷惑ですが、よその庭先を通りよるようなもんで。もっと事情をよう考えてやってください。道路整備というのはそういうもんでしょう。ずっと何キロも寄島から里庄の、金山の上までできてきとるんでしょう、ちゃんときちっと。ほれから、跨線橋も南へ行って平井、平井、安広のほうへ行くとこまでは真っすぐ行っとんでしょう、そこが何で曲がっとんです、もとの道につなげたからなってるだけでしょう。たったこれだけのところ、何百メートル、1キロもないでしょう。将来のことを考えて、今でも団地困りよんでしょう、この団地の中が。対向、普通車すれ違えん道を通りよんですよ、団地の中。大型トラックもこれ通るんですよ、よその角をかりて通らせてもらいよったのが。いつまでも知らん顔をして、寄島から里庄の2号線へ出る道をつくっとんでしょうが。 これは課長に何ぼ言うても課長決定権ねえからな、町長に聞きますわ。町長、せにゃいかんでしょう、こんだけの、このピンクのところ。オレンジのところは今通りよる道なんですよ。町長に聞きますわ、課長は決断できんでしょうがな。できん人に答弁要らんですよ。 ○副議長(眞野博文君) 赤木農林建設課長。            (8番高田卓司君「責任持った答えをしてくださいよ」と呼ぶ) ◎農林建設課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんの再質問にお答えしたいと思います。 その路線につきましては、県の農林土木事業ということで工事を約40年前にしていただきました。これからその今の路線を計画をして工事をするとなりますと、先ほども言いましたように、農林土木事業ではできないと思います。 それで、高田議員さんは約1キロメートルの計画と、簡単であると言われましたけれども、我々からしますと1キロの道路事業、それも山を削ってかなりの工事になると思います。229号線もあれだけの距離の工事が何年もかかってできたわけですので、高田議員さんがおっしゃるように交通量が昔よりは多くなっている、それからヘアピンカーブもある、団地の中を通っていると、そういった事情はよくわかりますけれども、現在町の道路の事業計画といたしましては、先ほども申したように、まずは来年度674号線、岩村の道路を完成させて交通体系をよくする、それから229号線の第4工区を進めると、それが目先の計画で精いっぱいでありますので、現時点で高田議員さんが言われるその箇所について事業計画をどうのこうのということは、現時点では申し上げれない状況でございます。ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 ご理解をお願いしますって、理解できんですよ。これ県が事業をもう廃止した、そら当時ここをやってくれと言わんからせんのでしょうがな。県は、こがな道つくるわけないでしょうが。宿題を残してきたからこんなことになっとんでしょう。計画なかったらどうすんです、団地の中がやあやあ言い出したら通れんようになるんですよ。団地の人は、団地の中の道は使う権利があって、この人が一般の車通ってもろうちゃ困る言うたらどうすんです。今はそういう声が出てきよんですよ。計画なかって、今計画してもかなり年数がかかるんでしょうがな、今さっき言うように。団地をつくった当時は、ここには誰も住んでないです、開発業者が関係者でおっただけなんです。だけど、今開発業者の方は全く手を引いて、会社がなくなったのもあります。新しく土地を買ってこられた人がこれを利用しとるんでしょうがな。 あと聞きますけど、ここはできません、229のこれから東はやります言うて、計画もどうなるかわからんところを土地買うたりしよんでしょう。やることがもうとんちんかんもええとこでしょう。じゃあ、あわせてほんじゃ次聞きますわ、この関連でね。私もちょっとボードがないから倹約して裏表使うとるからね。 じゃあ、これはもう課長の答え要らんです、もう返事わかっとんじゃから。町長に聞きます。 町長、これ小学校です。同じようにピンクが計画、グリーンが旧国道、オレンジが県道、今オレンジとグリーンの道を使っとる。ほれで、今229が殿迫の3差路、県道行くとこまで、小学校の南までできてます。それから、これから天草公園天草公園へつなぐか北のほうへ行くかは別にして、どっかへつながにゃいかんのです。そうなると、計画路線があるから、計画路線を続けるとして話をします。これ変えるんならまた変えるというのを議会とか、皆さんにお願いせにゃいかん、これ都市計画道路ですからな。都市計画法に基づいた計画された道路ですから、これはかなりの制限もかかってます。しかし、12月議会で松尾に入る、この旧国道から交差するここを先行取得してるでしょう。この道路は、いつまでにどういう計画でやるのか、聞きます。 町長に聞きます。もう課長の答えはわかっとんじゃけえ、できませんというのがわかっとんでしょうがな。そがなことは時間の無駄ですわ。 ○副議長(眞野博文君) 赤木農林建設課長。 ◎農林建設課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんの計画道路の進め方の2点目の229号線についてお答えしたいと思います。 里見229号線第4工区でございますが、殿迫地区の県道の里庄地頭上線との交差点から東方面へ通じる道の整備の計画でございますが、第3工区につきましては平成25年3月、もうすぐ供用開始いたします。それから、岡山県が進めております浜中バイパス整備事業も用地買収が9割程度完了しているように聞いておりまして、事業も本格化してまいります。この浜中バイパスも、完成までには五、六年かかると聞いております。この浜中バイパス完成後には、町内の自動車の通行形態も変わってまいりますので、この浜中バイパスが完成するまでには229号線の第4工区を完成し、スムーズな通行形態が確立できるように進めていきたいと思っております。ということで、県道から東方面への延伸については、四、五年をめどに進めてまいりたいと考えているところでございます。 それから、そこから里見川から北側の計画でございますけれども、この計画につきましては、以前から申し上げてるように、とりあえず里見川の堤体まで、旧国道までを第4工区として四、五年で完成を目標に進めてまいりますけれども、それ以降、それから北側、高岡方面に向けての工事につきましては、現時点では計画段階ということで、事業化については現時点でいつまでにとか、そういったことは申し上げる状況にございません。とりあえず都市計画道路計画道路として残して、とりあえず目先の674号線であるとか、229号線であるとか、その工事を進め、財政状況を勘案しながらそれ以北については考えていくという状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 今の答弁聞くと、これから東はやらんという答弁ですな。川まではやるけえど、そっから先はわからんという答弁、ということはいつになるかわからん。ここからここまで数百メートルを、このグリーンが旧国道ですから、旧国道が川の堤防です。これだけを五、六年かけてやるということですな、今の答えは。 傍聴の皆さん、見てください。 ここ小学校、今殿迫の突き当たり、これだけを五、六年かけてやるんです。こっちはやらないということです、いつになるかわからんということ。そんなことでいいんですかな。 ほれで、もう一つ聞きます。 じゃあ、川から北の住宅開発の業者が開発する区域を町が買ってるでしょう。先をいつやるかわからんものを何で買うんですかな。 これ町長に聞きますよ、課長もう返事要らんから。こっから向こうはいつになるかわからん、いつになるかわからん、このブルーで印をしたここですよ。ここを今買うとるでしょうがな。今の答えじゃ、いつになるかわかりませんという答えです。それを何で今から買うんですかな。町長に聞きます。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 先ほど課長のほうから答弁しましたが、補足して私が次は答えます。 何で買うんですかなと言ったんですが、当然業者が開発するので、将来道がつく場合に立ち退きをしてもらわなくてはなりません。そのために補償が随分かかるということで、議会の皆様にもお諮りしまして、安い金でその土地を先行取得して、道ができる間までは駐車場とか公園とか、そういう形でお願いしますということで議会にも諮りまして、了承を得ております。 それから、いつできるかということにつきましては、現時点ではいつできるかということははっきり申し上げることはできません。ただし、都市計画道路として里庄と浅口市、計画をつくっております。これは、将来その道はつくるということです。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 じゃあ、改めて町長、聞きます。 これは、副町長に私がお願いに行っとんです。高岡の公会堂の前、天草公園の西詰め、あそこに住宅ができました。あそこを売り出しするときに、一番前の2軒が計画道路にかかります。今住宅開発の業者が売り出しをしてるんだから、個人が買ったら、後家を建てる、そうすると補償が大変なことになる、今買ったらどうですか。10万円ちょっとで売り出しをしてたんです。わざわざ私は、副町長のところにお願いに行ったんです。家を建てたら、家の補償も要りますよ、今なら土地だけで買えるんです、業者が売り出しに出してるから。今、都市計画道路の計画区域内だから買ったらどうですか、なぜ買わなんだんです、そのときは。松尾は買うけえど、いつするかわからんものを買うけえど、天草公園の西詰めは公会堂の真ん前ですよ。私が言ったでしょう、高岡の公会堂にも駐車場がない、道路をつくるまでに駐車場として使ってもいいんじゃないんですか、お願いに行ったでしょう。そこは買わずにここを、松尾、里見川から北はいつするかわかりませんけど、計画がありますからやります。そこは何で急いで買うんですか。高岡の公会堂の前は、そら都市計画道路ですから、都市計画法で家が建つときには一筆とらなきゃいかん、これはもう法律で決まってます。それを一筆とってるからいいんだという言い方も聞きました。だけど、土地と建物を買うのと土地だけ買うのと、どっちが得なんです。 それで、今天草公園の西詰め、見てください。突き当たってヘアピンで県道に出てるんですよ。買っとれば、あそこの交差点もスムーズに出れるようになるんです。 傍聴に来てられる方、ようわからんと思うんで、ここ天草公園なんです。ここが高岡の公会堂です。ここの三角、これを今私が話をしてるんです。 土地を業者が売り出ししてるときに買わずにおって、松尾だけ何で買うんですか。しかも、いつするかわからんとこを買うようになってないでしょう、行政の金で。2年、3年先でやるというんならわかりますよ。だけど、いつするかわからん、今の話では。殿迫の突き当たりから里見川までは200メートルほど、これは五、六年のうちにします、そっから先はまだわかりませんということでしょう。そこどうなんです。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。
    ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 高岡の都市計画道路の件に関しまして、世の中20年、30年すると、いろんな事情があります。そのために、里庄町はいろんな都市計画道路をつくっておりました。ほとんどはできないということで、落としております。里庄から浅口市へつなぐこの都市計画道路は、将来必要であるということで残しております。しかし、高田議員が言われるように、それならば買っとけばよかろうがということは当然です。しかし、皆さんご存じのように、浅口市から里庄へ抜ける県道につきましては、今改良を重ねて幅員も広くなって、車がスムーズに通れるようになっております。また、鴨方駅から鳥越池へ、それから今のその県道ですね。そこのところを改良して拡幅するという計画もあります。そういう中で、20年、30年した場合、効率的に無駄な金をかけずに、かつ安全に交通ができるか、そういうことにおいて、将来はさきに高田議員が言われましたように、県道につなぐ案も浮上するでしょう。そういう中で、こちらから県道につなぐその松尾については必要であるという判断をして、将来つくるということで、またこれは議会の皆さんに説明して、それなら今は先に先行取得したほうがいいという議決ももらっております。そういうことで、ご理解よろしくお願いします。            (「議決してない」と呼ぶ者あり) これは土地開発基金で買うことになっております。皆様方には説明して、了解を得ております。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 町長、今議会了解得とるって、了解はとってないでしょう。説明はありました。買うのに非常にわかりにくい、議員にもわかりにくい土地開発基金で買っとるでしょう、議決も要らないもんで。 ほれで、今のこの松尾の道路予定地も、高岡をしたのも同じ業者じゃないんですか、こりゃあ。業者同じ業者じゃないですか。ここも、ここ計画しとんも。そうじゃないんですか。業者に何か加担しよんじゃないんですか。里庄駅の西の団地をしたのも同じ業者じゃないんですか。これも問題あったでしょう、里庄駅の西の団地でも、配水のポンプを設置したら、あと全部里庄が見ます、運転経費から維持費から、こんなばかなことどこがあるんです。壊れたらどうすんです、里庄町がせにゃいかんのですよ。受けるからには、そういう経費も含めて、幾らかのお金で、じゃああとの管理は受けましょうというのが当然でしょう。 どうも今里庄を開発しよる、やっとる業者が大体同じ業者が何カ所もやっとんです。開発やりやすいからね。ほれで、これも、業者が開発するのに急ぐから町が買ったんじゃないんですか。今言うたように、ここはいつするかわからんから、高岡はいつするかわからんから買わない、松尾は計画があるから買います、何かおかしいんじゃないんですか。しかも、この路線の中には家がいっぱいあるんですよ、10軒近くね。ほいで、以前町長は、議会の説明の中で、じゃあ都市計画道路は強制収用できるんですが、そこまでしてやるんですかと言うたらやりませんということじゃったでしょう。言うこととすることが全然違うじゃないですか。みんなの税金でやってることがつじつま合わんことばっかりでしょうがな。どうなんですか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 同じ業者がやってるかということですが、名前は違いますけど、資本は同じ系統の業者がやってると思います。 それから、川南の開発につきまして、それとか業者につきまして、何かあるんではないかということですが、何もありません。 それと、川南開発のポンプのことを言いましたが、そのままほっとけば、あそこは荒地で景観も悪い、それから水がたまってるという状況です。一方的にポンプのことを言いましたが、業者にはお願いして、土地も出してもらって、線路の南側、広くなっております。また、あそこの水は少し左側の池からオーバーフローというか、流れ込んできた水が多いということで、その以前から処理を考えておりました。そういう形で、町発展のため、また将来いろんな形で子供がふえたり、人口がふえたり、経費のことを言われましたので、やはり30軒か三十数軒ができれば固定資産税も入る、それから子供、人もふえる。町としては、そういうこともいろんな形でプラスに働く。 高岡と松尾の件ですが、これもやはり将来を見越して、先行取得で安い価格で今は手に入るということだから今手を打って、そこを町が持っておいて、将来道をつくるときに立ち退かなくてもいいと、こう説明申し上げて皆さん方は了解したと、そういうように受け取っております。20年、30年後には、経済とか財政とか、また道州制の基礎自治体、そういうことも踏まえてなるべく将来にも備え、現実的に経費がかからない方法、そして喫緊に交通の安全を図らないといけないことは早くやる必要があると、そういう総合的な判断、それから喫緊の判断をあわせて町全体の中でやっておりますので、ご理解よろしくお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 何かあるんじゃないかと言うたらないというのはわかり切ってますが、あるという者はおらんでしょう。だから、そんな返事は聞こう思いよらんですよ。おかしいということが言いたいんです。 それで、じゃあほんなら聞きます。 天草公園の西詰め、高岡の公会堂をこのたび新築しました、建てかえていいのができました。その路線の中に高岡の公会堂も入っとんです、計画路線の中に。そこに新築をこのたびしたということは、もうやらないということじゃないんですか、それを許可したと。消防機庫も入ってますよ。そういうことじゃないんですか。高岡の公会堂でこれは一筆とってるんですか、立ち退きしますと。だけど、町が補助金まで出して建てる建物、公共施設が計画路線の中に入ってるというのは、やらないということじゃないんですか。皆さんの税金を補助金として出しとんでしょう。片や、松尾にしたらやります、ほれから民家があります、絶対売らないという人もおります、立ち退きしませんという人も何軒もあります。そうなると、都市計画法の中には強制執行ができるようにしてます。これは、計画的に道路をつくるために。だけど、町長は、強制執行はやりませんとはっきり言ったんですよ。やりませんということは、今の路線ではやらないということなんです。その路線をいつやるかわからないところを先行取得、しかもいつやるかわからないところを行政が先行取得するようになってないでしょう。2年、3年先に計画があれば先行取得というのはあります。だけど、いつやるかわからんものを、いつかは要るじゃろうからというて買うようにはなってないでしょう。なっとんですか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 高岡の公会堂の件ですが、ご存じのように高岡の公会堂は古くなって地震等があると危ない、それから選挙の投票所にもなっていると。計画道路がいつできるかということがまだはっきりしてない。そういう中で高岡については、公会堂を改築して、または新しくして、その必要がありました。そういう中で、都市計画道路が20年後か30年後かわからん中で、今高岡の公会堂は危なくて新築してする必要があるという中で、町が直接補助金を出すのではなく、県を通しての補助金をほとんどもらってできるという、そういう形でやらせてもらいました。 それから、先ほども言いましたように、県道は今拡幅して交通量が多くなり、スムーズな交通体系ができておりますし、県としては鳥越池からこちらを拡幅して改善するという計画もあります。そういう中で、今は公会堂は必要だから、補助金をもらってつくるということでつくりました。 それから、強制執行はしないというのは、できるだけ強制執行はしない、また町の場合はなかなかそれは実現というか、実行するのは難しいと判断しております。5軒か10軒か言われましたが、絶対に立ち退きしないという話は直接は聞いておりません。また、20年後、30年後にはいろんな環境が変わってきます。そういう中で、粘り強く話をしながらご理解していただいて協力してもらうと、そういうことを考えております。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 答弁残ってますよ、いつやるかわからんとこを行政が先行取得するようになっとるかどうか聞きたいんです。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 先行取得をすることにはなっておりませんが、総合的に判断した中で皆様に説明申し上げて、ここは今安い価格で手に入るので、今買っとったほうがよかろうという判断のもとにそこを町の町有地にするということです。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 なってないけど、いつするかわからんから買うというのは、これは違法じゃないんですかな。 それから、今町長、高岡の公会堂については、20年先にやるかやらんかわからんから建ったんだという言い方したけど、松尾の土地を買うのをそんなに先でどうなるかわからんようなところを何で先行取得しなきゃいかんのです。言うことがちょっとちぐはぐじゃないですか。片やいつになるかわからんから建ってもろうたんです、片や予定路線じゃから買うんです。20年、30年先にするのを何でここで買わにゃいかんのですかな。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 先ほども申し上げましたように、松尾の件につきましては、皆さんに説明いたしまして、今は安い価格で買うことができる、そして駐車場とか遊び場とかとして利用もできる、そういう中で今町の土地にしていくほうが将来的にもトータルでうまくいくと、将来を見据えて皆様方の理解を得て進めております。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 言うことがもうとんちんかんなことばっかり言いよる。高岡は、あのとき買えば1,000万円少々で2軒分の土地買えたんでしょうがな。今家を建ったから五、六千万円出さにゃあ道にはならんですよ。しかも、天草公園の中来た道が県道へ出るのにどんな格好になっとんですか。鋭角、鋭角で出にゃ出られんのでしょうがな。あっこを買ってさえおれば、スムーズにあっこ交差点もできるし、高岡地区の人が駐車場にもとりあえず使えるし、10年、20年くつろぐんでしょうがな。言ってることがとんちんかんじゃないですか、もうとんでもない。自分のお金じゃないんですからな、町長。よう考えてやってください。 もう時間がなくなるんで、次行きます。 電気自動車の運用について。 これは、当初はいろいろ目的、1年前に言われました。いろんな意味で環境にいいとか、県内企業がつくってるからというようなことがありましたが、当初言われた購入の目的と現実はどうなんですか。説明をお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員電気自動車の運用について、購入の目的と現実はどうなのかというご質問にお答えをさせていただきます。 ご承知のように、温室効果ガスの排出量を削減し地球温暖化を防止するためには、国民一人一人の生活のあり方を見直して、資源やエネルギーの消費に伴う環境への負荷を可能な限り低減していく必要があります。 岡山県が策定した新岡山県環境基本計画2020によると、グリーン購入法に基づき、岡山県では低公害車の率先導入に努めることとしており、現在取り組んでいるところでございます。里庄町としても、第3次里庄町振興計画及び第2次地球温暖化対策実行計画において地球環境保全を推進するため、低公害車の導入を施策として掲げており、町を一事業者として捉え、走行時に二酸化炭素を排出しないことで地球温暖化防止へ率先して寄与すること、行政としては環境意識の啓発を図ることなどを主たる目的として、あわせて燃料費削減や県内企業支援、さらに防災面での活用も視野に入れて、昨年6月に電気自動車を導入させていただきました。 当初の目的を達成するために、町民の方に対しての普及啓発活動にも取り組んでおりますし、二酸化炭素の削減、それから燃料費の削減等にもつながっており、当初の目的は今の時点ではある程度達成できているのではないかと、このように考えております。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 この電気自動車は、軽四であるのに非常に高かったということです。当初400万円ぐらいの予定で県の補助金が100万円近くあって、実質300万円、これに諸経費かかってると思うんですが、費用対効果はどうであるか、どういうふうに感じておるか、お尋ねします。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 費用対効果はどうなのかというご質問でございますが、高田議員おっしゃられるとおり、車の購入費は諸経費込みで405万円程度かかっております。補助金としては、国のクリーンエネルギー自動車促進対策事業費補助金、これが96万円補助金として算入をしております。309万円程度この車の購入にかかっております。この車の購入に当たりましては、初年度登録から17年を経過した公用車を廃止することに合わせまして、先ほど申し上げました目的を達成するために電気自動車を購入をさせていただいております。 これまでの使用状況としては、昨年6月20日から本年2月20日までの約8カ月間で3,613キロメートル、一月当たり452キロメートル走行しております。町内外で走行しておりますので、町民の方を初め、町外の方へ対しても里庄町の取り組みを示して、また環境意識の啓発につながっていると感じております。 費用対効果を測定するために何を主眼に置くか、難しいところですが、地球温暖化防止の面では、走行時の二酸化炭素排出量は、電気自動車でございますので0でございます。充電時等に電気を消費しますので、その分の二酸化炭素排出量が約322.5キログラム二酸化炭素でございます。ガソリン車の場合でございますと599.0キログラム二酸化炭素となって、8カ月間で約276.5キログラム二酸化炭素排出量の削減に寄与していると、計算上ではございますが、そのようになっております。 経費面について、これも計算上ではありますが、8カ月間で電気代が約9,755円、これはキロワット当たり22円でキロメートル2.7円で計算しております。ガソリン車の場合ですと、ガソリン代が約3万6,120円、1リットル当たり14キロメートルの燃費で1リットル当たりが140円で計算しております。そういったことで、経費の節減にもつながっていると感じております。 また、昨年11月3日開催の産業文化祭におきまして、電気自動車と給電装置の出展を行い、来場者の方へ電気自動車や地球温暖化防止等について啓発活動を実施したところでございます。この給電装置と申しますのは、非常災害用の炊き出しとか、そういったものに使用できる電源でございまして、そういったことにもこの電気自動車は活用できるというものでございます。議員の皆様も、産業文化祭でこの電気自動車等についてはごらんいただいたものと思います。 国におきましても、今年度の補正予算の緊急経済対策として次世代自動車充電インフラ整備促進事業に1,005億円を計上し、電気自動車などの次世代自動車普及促進のために2014年3月までに全国で約10万基の充電器を整備する計画としております。来年度予算でも、電気自動車などの導入や充電設備の整備に対する補助事業を行うこととされております。そういったことで、今後走行距離が伸びれば、その分二酸化炭素の排出量を抑制できますし、また現在大変問題になっておりますPM2.5等の大気汚染についても、住民の方にもこういったことを通じて十分普及啓発をしていき、環境問題に対しての取り組みを進めてまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 それでは、当初購入前は1回の充電で180キロ走りよるという説明があったんですが、現状は何キロ走ってるんですかね、1充電当たり。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 1充電当たり何キロメートル走行ができるのかというご質問ですが、計算上では180キロメートル充電できるようになっております。ただし、エアコンでありますとか、それから高速走行になった場合は、その180キロメートルは少なくなります。ただ、1回フル充電にしていった場合、岡山県庁へ往復はできます。大体職員の方にお願いしてるのは、途中で電力がなくなったらとまってしまいますので、遠方に出る前には、大体目盛りが残り3目盛り程度になった場合には充電をしてくださいと、このようにお願いしております。したがいまして、当町で使用する範囲内では十分走行は可能かと思いますし、先ほど申し上げましたように充電ポイントがこれからさらにふえるという状況であれば、その活用範囲も広がってくるのではないかと、このように考えております。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 県庁へ行ったことはあるんですか、この車で。私が自動車屋さんに聞いた範囲では、岡山への往復はちょっと厳しいというふうに聞いております。自動車屋さんですから、私らより随分自動車のことには詳しいんですが、そういうふうに聞いているんですが、それはじゃあ間違いということですか。自動車屋さんはうそは言いよらんと思うんですがね。 それは信じるとして、電気自動車の場合は、命はバッテリーですね。バッテリーの寿命はどれぐらいに考えておられる。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 バッテリーの寿命についてのご質問でございますが、販売されたばかりでございますので、はっきりしたことは寿命のことについてはわかりませんが、大体10年程度で一つの目安になるのではないかと、このように考えております。ただ、走行距離数でございますとか、保管場所のことでございますとか、そういったことで寿命については若干延びたり縮んだりするところがあるのではないかと、このように考えております。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 10年程度もつということは、私らのバッテリーの感覚からいうと、ちょっとあれっという感覚なんですが、10年もつということは、ほぼそのバッテリーがその車1台もつと考えられるんですか。本当にそこまでもつんか、これ使用状況でも違うと思うし、充電回数にもよると思うんですが、今の話を聞くと、月452キロ、これ20日稼働として計算すれば20キロ少々毎日動いてるかなと、その程度の使い方でやってるんかなと思うんですが、私らの感覚で、携帯電話のバッテリーとか充電式の工具なんかを使ってみて、えっ、10年ももつのかなというふうに感じるんですが、これはどっか実証というか、現実早く購入されたところで聞いた話ですか、それともメーカーさんのカタログデータでの話なんですか、どちらなんです。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 10年はどういう資料、データに基づくものかというご質問でございますが、今手元にそういうふうな資料はございません。ただ、私の記憶の中で、どれぐらいもつんだろうかということでメーカーのほうに問い合わせして、10年ぐらいというふうなことで回答をいただいたのではないかと、私の記憶の範囲でお答えをさせていただいたということでございます。まだこの電気自動車については、導入されてからそう年月もたっておりませんので、バッテリーの寿命について他の公共団体に問い合わせしたことはございません。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 今の答えでは、メーカーさんが言われるのがそのぐらいということのようなんで、メーカーは一番条件のいい状態での話をされますんで、半分ぐらいに思えばいいんかなというふうに感じたんですが、このバッテリーをかえると200万円ぐらいかかると聞いております。バッテリーは普通のバッテリーじゃないですからね。特殊バッテリーなんで、大体工場なんかで使う電動、バッテリーのフォークリフトにしても、フォークリフトのバッテリーが30万円、50万円ぐらいの話ですから、車だともっと負荷がかかるんで200万円ぐらいはするんかなと。しかも、多分これは乾式のバッテリーだと思うんです。液体を入れてない乾式のバッテリーだと思うんで、非常に高くつくということなんですが、車が300万円、ほんでバッテリーの寿命が5年か7年かわかりませんが、その程度でかえなきゃいかんということになるんで、これトータルコストはどういうふうに考えておられるかね。軽四1台がガソリン代とかオイル代とか、全て入れてトータルコストがどのぐらいになるか、200万円か300万円ぐらいで済むと思うんですが、バッテリー途中で1回かえたとして、300万円の車が500万円充電料なんていうと六、七百万円ぐらいにつくかなという感じなんですが、その点どういうふうに考えられておるか。 ○副議長(眞野博文君) 加藤町民課長。 ◎町民課長(加藤泰久君) 〔登壇〕 失礼いたします。 高田議員さんのトータルコストについてどう考えているかということでございます。 確かに、ガソリンを使う軽四自動車を購入した場合と比べて、コストは確かに電気自動車は高いと考えます。ガソリン代の使用料と電気代の使用料との差額をもって計算しても、当然電気自動車のほうが高くなると、それはもう当然のことでございます。しかしながら、先ほど申し上げましたそれ以外の行政目的のためにこの電気自動車を購入させていただいております。そういったところでご了解をいただけたらと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(眞野博文君) 8番高田卓司君。 ◆8番(高田卓司君) 〔登壇〕 もう時間もないんで、後は簡単に聞きます。 電気自動車というのは、バッテリーがなくなればすぐもうお荷物になる、動かなくなるんで、考え方としては環境を考えれば電気がいいというんですが、ハイブリッド方式のほうが今後はいいんじゃないんかと私個人は考えます。その点、よく考えて今後お金を使ってほしいと、このように思います。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) この際、15分間の休憩をいたします。            午後2時03分 休憩            午後2時20分 再開 ○副議長(眞野博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 3番小野光三君。 ◆3番(小野光三君) 〔登壇〕 3番小野光三です。通告のとおり水道管の耐震化について質問します。 岡山県の自治体が整備する水道管の耐震化率は、2011年3月末時点で11.4%と全国平均の30%を大きく下回って、都道府県別ではワースト1位になっています。今、東海・東南海・南海の連動地震の発生が懸念されている中で、もし地震が起きれば耐震化していない水道管では破損や漏水による断水が起きる可能性がある。そうなれば、給水という重要なライフラインが断たれることになる。東日本大震災で被災した宮城県では、耐震化していた水道管はほとんどダメージがなかったと聞いているが、岡山県では水道管の耐震化整備が今現在おくれている現状がある。これは、岡山県は全国的に地震災害の少ない県と考えられている。それと、財政面の問題も考えるのではないかと思っております。 本町では、2008年12月に水道管の老朽対策について質問をしたときに、上下水道課長は、地震に強く、更新サイクルが長くなるような材料を選定して設置を進めていくとの答弁がありました。 そこで、質問します。 本町の水道管の耐震化整備は、今現在どの程度進んでいるのか。 ○副議長(眞野博文君) 仁科上下水道課長。 ◎上下水道課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。 小野議員の水道管耐震化についてのご質問にお答えいたします。 小野議員ご指摘のとおり、厚生労働省が公表している水道事業における耐震化状況では、岡山県は2012年3月末時点でも、基幹管路の総延長に対する耐震適合性のある管延長の割合を示す耐震適合率が15.4%と全国平均の32.6%を大きく下回り、全国ワースト1位という状況で、本町におきましても基幹管路の耐震化を進めていく必要があると考えております。 本町の水道管耐震化につきましては、水道ビジョンにおいて基幹管路を口径150ミリ以上と定義し、基本的に基幹管路全て耐震管に更新するとしております。以前お答えしたとおり、基幹管路については、平成18年度工事箇所から県内で想定されている震度6強の地震に対応でき、また100年近い耐久性が期待できる耐震管を布設しております。この耐震管というのは、例えばGX型ダクタイル鉄管といいまして、接合部分は抜けどめがついております。一旦入れると抜けません。また、その長さの1%、例えば150ミリ以上ですと5メートルの管になります。その5メートルの1%なので、前後5センチずつのゆとりがあります。ですから、幾らか動くと、それぞれの管が動いて地震等に対応できるという管になります。 平成23年度末現在で水道の配水管及び配水管の総延長は約94.5キロメートルございまして、そのうち口径150ミリ以上の基幹管路の総延長約31.5キロメートルに対し、耐震管を約3.3キロメートル布設しておりますので、耐震適合率は約10.5%という現状でございます。平成24年度事業として、基幹管路を約1.5メートル耐震管に更新する予定で、本年度事業分を加えると耐震適合率は約14.8%となる見込みでございます。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 3番小野光三君。 ◆3番(小野光三君) 〔登壇〕 本町の水道の配水管、送水管という総延長というのが94.5キロメートルということです。150ミリ以上という口径、これが以上のが31キロメートル、耐震化をしてるのが約3.3キロメートルということですね。よくわかりました。 今、150ミリ以上というのがありましたが、150ミリ以下というのが94キロメートルから31キロメートルという、約60キロメートルぐらいが150ミリ以下ということですので、以下は今後どういうふうにしていくのか、ご質問します。 ○副議長(眞野博文君) 仁科上下水道課長。 ◎上下水道課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。 先ほどご質問の150ミリ未満の管渠の耐震化についてどうするのかというご質問ですが、基本的には口径150ミリ以上の基幹管路については、南海トラフ地震など大規模な地震動、いわゆるレベル2地震動にも対応できる耐震管に更新していきますし、今おりますが、口径40ミリ以上、150ミリ未満の管渠についても、下水道工事と並行して30年から40年に一度以上は受ける可能性が高い中規模な地震動、いわゆるレベル1地震動に対応できる管渠に今現在更新しております。今後も継続してまいる所存です。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 3番小野光三君。 ◆3番(小野光三君) 〔登壇〕 それでは、耐震計画、150ミリ以上ですね。今後どのように進めていくのか、ご質問します。 ○副議長(眞野博文君) 仁科上下水道課長。 ◎上下水道課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。 基幹管路の今後の耐震化計画、今後の進め方についてのご質問にお答えいたします。 水道施設の耐震化については、対象となる施設の量が膨大であり、全てを耐震化するには長い年月と多大な費用を要することになります。本町では、平成13年度から下水道事業を進めてきておりますが、その工事区間に埋設されてある水道管については、下水管と同時埋設することで経費を抑えた管渠更新を進めております。基幹管路の耐震化につきましても、より効率的かつ効果的に耐震化を進めるため、今後も下水工事と並行して古い基幹管路を同時埋設等で耐震適合した管渠に更新していく予定でございます。少し時間はかかりますが、水道事業会計の経営面との整合性を図りながら、今後も耐震対策に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 3番小野光三君。 ◆3番(小野光三君) 〔登壇〕 今後も耐震対策に取り組んでいきたいと言ってますが、150ミリ以上の耐震化率100%になるには、あと何年かかるのか教えてください。 ○副議長(眞野博文君) 仁科上下水道課長。 ◎上下水道課長(仁科成彦君) 〔登壇〕 失礼します。 基幹管路の耐震化率100%の時期はいつごろかというご質問ですが、おおむね下水道事業が終了する、下水道と並行していくということですので、下水道事業が終了する時期と考えており、従来平成40年ごろを下水道終了時期としておりましたが、平成27年度から現在よりも下水道事業のペースを少し落とし、事業を進めてまいりますので、耐震化完了の時期もかなり延びると考えております。大体ですが、下水道事業終わる時期までに、平成18年度以前の下水道を整備したところについては耐震管になってない部分もございますので、そういうところ、ペースを抑えたところの費用を幾らか回して下水道工事が終わるまでには完了したい、できるだけ完了したいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 3番小野光三君。 ◆3番(小野光三君) 〔登壇〕 今の答弁、かなり年数がかかるようです。基幹管路の耐震化を早く進めていただきたいと考えております。 これで質問を終わります。 ○副議長(眞野博文君) ここで5分間の休憩をいたします。            午後2時31分 休憩            午後2時37分 再開 ○副議長(眞野博文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 1番仁科英麿です。 私は、今回5点出させていただいておりますので、急いで質問させていただきます。 まず、第1番目は里庄町の財政の現況と国の地財対策への対応ということでございます。 私は、昨年12月の定例会の一般質問の中で、里庄町の財政の現状について質問いたしました。そして、その中で町の借金と貯金の状況、差し引き貯金は幾ら残っているかという質問をいたしました。大体私の計算では、差し引きとんとんということだと思うんですが、それに対して町長と総務課長の答弁、意図的にこの数字を曖昧にする部分がありました。ところが、私もそのときはそれがどういう意味なのかよくわからずに、とっさにはわかりませんでしたので、次に進んでしまった。町長、総務課長は10億円以上貯金が残ってるというようなお話だったんですが、どういう計算かはっきりしなかったんで、いずれにしても大変厳しいですよねということで次に進んでしまったんです。その後、笠岡放送、これを見られた方が、あれはどういう意味だったんかと、こういう質問を私は受けました。そこで、やはりこの際この点についてきちんと明らかにしておきたい。この点について、まず改めて質問させていただきます。 借金とその貯金を比較するとき、これは簡単です。両方とも利子を入れるあるいは両方とも利子を入れないで借金と貯金、幾らになるかを比較する。平仄を合わせるのは当然ですね。平仄って何のことって言われるから、つじつまですよ、同じレベルっていうことですよね。ところが、前回の課長、町長の答弁では、借金のほうには利子を入れてないと、貯金のほうにはあるいは今後交付税でこれだけ算入されますから貯金と同じですというときは利子が入っている。それを比較したら、当然それは貯金のほうが大きいということになるのは当たり前です。とんとんでも、利子入れりゃあその分だけ多くなる。小学生の比較でも、算数で計算してどっちが多いですかというときに、こっちは利子入れてこっちは利子入れない、そんなことしたらペケですよ、間違いです。 そこで、もう一遍ここで改めて数字をいただきたい。そのときに、一般会計と水道事業と下水道事業会計だけでお願いします。それの23年度と24年度末の見込み、この2つについて数字をいただきたいと思います。 ○副議長(眞野博文君) 宮崎総務課長。 ◎総務課長(宮崎裕之君) 〔登壇〕 仁科議員ご質問の借金と貯金の額につきましてお答えをいたします。 まず、起債残高ですが、平成23年度末、一般会計34億1,382万円、水道事業会計2億2,334万円、下水道事業会計31億4,025万円、トータルで67億7,741万円。平成24年度末の見込みの合計は、一般会計35億1,670万円、水道事業会計約2億390万円、下水道事業会計約32億4,970万円で、見込み額の合計は約69億7,000万円となっております。 次に、貯金残高ですが、基金、特別会計を除いております。それから、起債残高の普通交付税算入額から利子分を除いております。それから、水道事業会計及び公共下水道事業会計の貯金、定期預金、国債等もこれには合計しておりますが、内訳を申し上げます。 交付税算入見込み額、利息分を除いたもの、23年度末、一般会計24億9,281万7,000円、水道事業会計0、公共下水道事業会計12億176万2,000円、その合計が36億9,457万9,000円。それから、基金残高でございます。23年度末、一般会計33億7,282万6,000円、水道事業会計4億1,875万5,000円、公共下水道事業会計9,288万円、合計で38億8,446万1,000円、23年度末の貯金合計は75億7,900万円となっております。 次に、24年度末を申し上げます。 交付税算入見込み額、一般会計25億5,774万2,000円、水道事業会計0、公共下水道事業会計12億4,531万1,000円、合計で38億305万3,000円。それから次に、基金残高、貯金残高です。24年度末、一般会計、32億8,486万円、水道事業会計3億4,474万1,000円、公共下水道事業会計3,311万4,000円、合計で36億6,271万5,000円、24年度末の合計は74億6,500万円。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 宮崎総務課長。 ◎総務課長(宮崎裕之君) 〔登壇〕 貯金から借金を引いた差し引きの額を申し上げます。 23年度末、一般会計、水道事業会計、公共下水道事業会計、全て合わせまして8億162万2,000円。24年度末見込み4億9,549万4,000円。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 そうすると、23年度で8億円余り余っていたと、それから24年度、今年度末では約5億円ということですから、また3億円減ってるということがわかった。しかし、確かにとんとんじゃありませんでしたね、少しあったということがわかりました。 そのほかに、この前も質問しましたように、財政調整基金その他の基金が6億円、町長が就任してから、18年から今までの間に6億円減ってると、それから繰り越しのお金が2億円減ってます。合わせて8億円減っていた。大体1億円ずつ減ってきてるなということで、里庄町の財政はまあいいんですけど、やっぱり厳しくなりつつあるなと、この辺を踏まえて今後財政運営をしていかなきゃいけないということだと思います。よろしくお願いします。 それで、これから国の財政対策について聞こうと思ったんですが、地財対策、これ話細かくなって時間とられてしまいますから省略しまして、これはあした以降の総括等でやらせていただきたいと思います。 次に、里見川荘の平成26年4月以降の運営管理、運営方法の問題について質問させていただきたいと思います。 この問題につきましては、きのうの同僚議員の質問でも出ましたように、議会としては、既に今後は町の社会福祉協議会でやっていただきたいという結論を出しております。最終決定は今月末になりますが、現段階で既に全員がそれでいこうということを決めております。去る2月28日の全員協議会、全員で構成する里見川荘調査検討委員会で決定をしてるわけでございます。現在は、報告書の作文に鋭意取り組んでいるところでございます。 今、私の手元にこういう原案がありますが、こういうことで作文中でありますけど、重要なところをこれから書き込んでいかなきゃいけない。正式には、今月末に検討委員会の報告ということで、この何十ページかにわたる報告書を持って公表させていただく予定になっておりますが、この結論が変わることはないと思います。 ちょっとここでパネルを使わせていただきたいと思います。 これが2月の初めに配布いたしました議会広報紙の1月号に載せた里見川荘検討委員会の中間報告でございます。9ページに載っているものをこういうふうに拡大コピーしたんですが、もうごらんになられた方も多いと思いますが、今のやり方は法律に違反している、更新許可を得られない、じゃあどういうやり方があるか。町が直営にしますあるいは社会福祉協議会や地方独立行政法人に出資貸し付け、その他しまして、直接こういう団体が運営する。地方独立行政法人だったら新たな設立が必要でございます。それから、指定管理者に包括的な委任をするという方法がある。この方法については、社会福祉協議会も含まれますし、現行の萌生会も含まれる。その他の医療法人、社会福祉法人も含まれる。どれにするかということを今後検討していかなきゃいけない。そのときには、財政面、それぞれのメリット、デメリット、そういうものを検討して、今年度中に報告書を出しますよということを中間報告で言ってるわけであります。 どういう法律に違反しますかというのは、きょうの新聞では、地方公務員法に違反しますとか、地方自治法に違反しますって、何かそんなことを書いてましたが、ほかに職業安定法あるいは医療法等にも違反してます。一連の法律に違反している。労働者派遣法には、今これには該当してないから違反もしてないと、こういうことですね。それと、介護保険法がありますが、介護保険法には現状では違反していないという状況になっているだけであります。 この問題が表に出たのは一昨年の7月でした。その後の9月議会、それから12月議会で私も質問いたしましたし、同僚議員何人かも質問しました。そのときの町長あるいは執行部の説明、それから全員協議会でも何回か議論がありましたけど、そのときの執行部の説明、町長の説明にどうも疑問が多いということで、議会では昨年の1月にこの調査検討特別委員会を発足させました。以後、今日まで1年余りにわたって既に全体会議を5回、それから6人の議員で構成しておりますワーキンググループ、作業部会14回重ねております。今後も、本定例会後全体会議を2回、ワーキンググループを2回予定のでございますので、合計では23回の会議が1年余りにわたって重ねられたということになります。そのほかに先進地の視察、萌生会から里見川荘へ出向しておられる方々、職員へのアンケート調査、関係者のヒアリング、さらに岡山県との協議、いろいろ検討を重ねまして、26年4月以降は社会福祉協議会に指定管理者として、これは随意契約で指定管理者になってもらって運営していただこうと、それがベストであるという結論に達したわけでございます。そういう結論に達した理由について、詳細に説明しなきゃいけないんですが、ちょっと時間がございませんので、ごくさわりだけ簡単に触れさせていただきたいと思います。 大きな山が3つあったと、もう大変な苦労をしました。法律を全部読み直しもしてみた。まず1つは、介護保険法で入所者の処遇に直接影響を及ぼす業務については、その施設の従業者によってサービスを提供しなければならないという点でございます。この点について文書で県に照会した結果は、その施設の職員そのものでなくても、施設の管理者が指揮命令権を有する従業員であれば、そういう人がサービスを提供するやり方も認められますということがわかりました。この点については、一昨年9月あるいは12月に、そういうことだから派遣みたいなもんでもいいんじゃないですかというようなことを私は一生懸命聞いてたんですが、施設の職員でなきゃ絶対だめなんだということを町長は言われとった。そうじゃないかもしれませんよ、そこは確認をすべきだということを言われたんですが、動こうとされなかったのでやってみたら、それは指揮命令系統があればいいということがわかったということです。ですから、派遣法によって派遣職員にやらせることも可能ということがわかったんですが、一方において今度は派遣法を全部ひもときましたら、医療関係者の派遣は、里庄町の場合ですよ、はできない、笠岡や浅口はできるんです、不思議なんですけど。過疎山村、離島、そういうところについてはできる、里庄はそうじゃないからできません。それから、産前産後、育児、その他の休職のときもできるというような条項はあるんですけれども、いずれにしても派遣でできる職種が、医療は里庄の場合は除かれる。それから、期間についても制限があるというようなことですから、今回の結論としては、そういう派遣で求めるやり方はやめましょうということになったところであります。 それから、もう一つの山が2つ目、これは社会福祉協議会を一つの候補に上げていますが、その社会福祉協議会の本来業務ではこれはないと。その点で何か制約はないかということでございます。公益事業はできるということなんですが、この公益事業は本来業務に対し、従たる地位にあることが必要ということになっております。これはどういう意味なのか、確認をいたしましたが、事業の規模は本来事業の規模を大きく上回ってる場合でも、それが定款できちんと位置づけられている、事業的にも問題がない、本来の社会福祉事業の円滑な遂行を妨げない、きちんとやられていれば問題がないということがわかりました。ですから、里庄町の社会福祉協議会で考えますと、現在四、五千万円しか事業がありませんけれども、ここに4億円の事業が入り込んでも、別建てできちっとやられてれば何の支障もない、問題がないということでございます。 3つ目は、これが一番重要な問題ですが、実際に可能かどうかということでございます。これについて、この地域、里庄、笠岡、浅口も含めて医療の状況、それから介護保険施設の状況あるいは先進事例、社会福祉協議会でやってる先進事例の状況、それからきのう話題になりました現在の従業員の方々の意向、アンケート調査ですね。そういうことも踏まえて、公平公正に利害にとらわれることなく、いろんな角度から吟味しました、1年間ですよ。その結果、社会福祉協議会も十分可能であり、またそれがベストだという結論に至ったわけであります。経費的にも、現在の萌生会に支払っている人事管理費、これを使えば十分それの中でやっていけるという判断に立っているわけでございます。 山陽新聞に、きょうのけさの新聞に載ってましたので、ちょっと抜き出ししてみたんですが、きょうの山陽新聞に、里庄町は医療法人萌生会が継続してサービスを行う方針を明らかにしたという記事が載っている。議会は社会福祉協議会を指定するという方針に決定しているというふうに載っております。ここで、町長は、この社会福祉協議会にやる場合にはこういう問題がありますということで言っておられるんですが、費用が増大しますよと、条例の改正が必要ですよ、職員募集などに時間がかかります、行政が職員を抱えるのは好ましくない、こういうふうに4点上げられたと新聞には書いております。費用はその範囲内でできます。条例の改正というのは何の意味かわかりませんが、条例はどちらにしても指定管理者条例が必要であります。それから、定款の改正は必要です。社会福祉協議会やるんなら社会福祉協議会が必要だ、萌生会なら萌生会の定款改正がどっちにしても必要であります。職員の募集は、今いる人をそっくり移す。アンケート調査でほとんどの人が移ってよいと言っております。萌生会に国定病院には行きたくないという人が多いと、行きたいという人は一人もいなかった。行政が職員を抱えるのは好ましくない、当然です。ですから、社会福祉協議会にしようとしている。社会福祉協議会は行政じゃありませんよ。これは民間団体です。行政か民間かで言えば民間、公的団体であります。ですから、わざわざ社会福祉協議会でできるかということをさんざん点検をした、こういうのが我々が至った結論であります。 そこで、順次これから質問させていただきたいと思います。 何点かについて伺いますが、まず現在の運営方式のままでは開設許可を受けられないということについて、今の方式の問題点を町長はどのように認識しておられるのか、伺います。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 現在の方式の問題点としましては、まず1点目としましては、医療法人は医療法上、職員を出向させる業務を実施できないこと、2点目としましては、職業安定法上、現在の出向という形で労働者供給を受けることは禁止されている。3点目としまして、地方自治法上、併任辞令を発令している出向職員の定数を条例に定めていない、また併任辞令は町の職員に対してしか発令できないが、他団体の職員に対して発令している。この3点が問題点と認識しております。 これらの状況から、次回の更新許可にどのような影響を与えるかは、審査を受けてみないとわかりませんが、行政としては違法状態をこのまま放置しておくことはできませんので、速やかに是正を図りたいと考えております。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 町民集会で極めて曖昧な説明をしていたのはなぜなんですか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 地区懇談会において、曖昧な説明と言われとることが何を意味しているのかよくわかりませんが、町としましては今こういう現状があるということは説明しております。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 問題があることはきちっと明らかにすべきです。それで、20年にそういう県から指摘を受けた。じゃあ、それをなぜすぐに公表しなかったんですか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 平成20年の更新時には、県から里見川荘に対する指摘事項はありませんでした。県から指摘があったのは医療法人に対してであって、医療法人を所管する部署から直接医療法人へされたものです。また、その指摘の時期は、更新許可以降のことでありました。このように、里見川荘が直接指摘を受けたものではなく、また医療法人が指摘を受けた以降も、里見川荘の担当からは里見川荘の運営に影響がないと報告を受けておりましたので、特に公表の必要はないと判断して公表いたしませんでした。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 その話を医療法人から聞いて、県に問い合わせたらそれはやっぱりだめだ、次は認めませんという答えをもらっとるんですね、すぐに公表すべきです。 それから、これは問題なんですよ。医療法人は平成20年、18年に始まった問題じゃないんです。平成4年から医療法に違反していたと。何回か監査を受けてるわけですから、何かあったに違いありません。そういう法律違反が初めからあったんですから、できるだけ早い時期にそれを直していくのは当然のことじゃありませんか。それを20年まで放っておいたというのがそもそもおかしいと思うんですよ。なぜそれを早くから検討しなかったんですか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 県と協議する中で、今の形は適切ではないということは言われております。それで、そのときに当初里見川荘を開設するときに、この問題は起きております。当然、指揮命令系統が2つあると混乱を来すので、将来的にも問題が起きるんではないかと、そのために実際には里見川荘を運営するために萌生会にお願いした中で、現実的にはとにかく物を建て、やる中で実際に運営していく、そういう中で併任辞令を出せば町の指揮命令系統下に入るということでスタートしました。当初からこういう問題があったということは、県が今これは適正ではないですよというときに初めて知りました。そういう中で、萌生会からも、このままでは医療法人として指摘を受ければ約款に規定されてないので問題があるということで、町に指定管理者として運営できるような方法はないだろうかということはありました。その時点で、町としてはどういうことが考えられるか、また今のままでやっていけるんではないかという考えもありました。それが現実的には20年以降に何とかしなければいけないと、町としましては県から直接は指摘を受けておりませんが、萌生会からこういう話があるというときに、県のほうの長寿社会課は今の形でも問題はないと、こういうような解釈をしておりました。そういうことで、今現在の形で何とかやっていけるんじゃないかと、こういう考えをしておりました。しかし、現実的に23年になりまして、とにかくこの形ではもう26年度からは認可できないのではないかという判断のもとに、現実的には23年度からいい方法はないかという形で考えておりました。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 大内町長は今回初めて知ったということかもしれませんが、初めから大きな問題があったんですから、できるだけ早く検討しなきゃいけなかったと。県は今の形で問題ないといったのは、県の長寿社会課だと思います。介護保険法上は今の形で問題がない、さっきから言ってるじゃないですか、あとの法律で幾つか問題があったんですからそこを直さなきゃいけない。一番大きいのは医療法でしょう。その問題を直さなきゃいけなかったということでしょう。 それで、なら代替案を考えて、それぞれについてチェックしていくっていうのが本来ですが、町長は初めから指定管理者、できるだけ今のやり方で萌生会を指定管理者でやらせるということを結論を出してしまった。それで、初めて23年の夏にこれが明らかになっていった。そのときには、もう結論ありきで我田引水の説明に終始してるわけですよ。きのうもいろいろと言っておられましたが、これは結局萌生会へ持っていくためのへ理屈にしか聞こえませんでしたよ、いろいろ言いましたけど。全部説明になってない。アンケートまでとったんですから。そのアンケートには非常に強く反対されました。それもおかしいですね。なぜ萌生会へ持っていくその指定管理者案を強行しようとされているのか、その理由を伺いたいです。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 執行部としましては、いろんな方法を検討した結果、一番自然な形が萌生会を指定管理者として運営していくのがいいのではないかという形で提案させていただいたものです。誰にも相談なく強行にと質問にありましたが、そのようなことはなく、全員協議会等で何度か説明してきております。議員の皆さんのご意見も伺ってまいりました。また、特別委員会や小委員会や求められた資料の作成、提出もしてまいりました。しかしながら、執行部としての考えもありますので、町としましては現実のこの流れの中で、今社協は民間だと言われましたが、やはり社会福祉協議会は半官半民という状態で、運営資金がショートした場合は町の一般会計を入れなければいけない。それから、今国、県の流れの中で、準公務員として職員を雇って運営することは非常に難しいという結論に至っております。            (1番仁科英麿君「社協の話をしてるんじゃなくて、萌生会をなぜ指定管理者にしようとしてるかということ」と呼ぶ) それは、今まで20年間萌生会にお願いしてきました。その中で、問題もなくやってきた。それと、今里見川荘に入られてる方は、町民の方が半分、町外の方も半分という、そういう状況であります。一番感じたのは、移行するに当たって、今までお願いしてきた萌生会の職員がそのまま指定管理者として運用するにはノウハウもあるし、また入所されとる方も職員の方をよく知っていると、これを移行するのに大きなデメリットはないと。新しい形でまた運営するためのマネジメントのための社会福祉協議会でも職員を雇い、それから今言われましたように萌生会から来られている職員は、これは萌生会の契約の中で仕事をしております。それを右から左、全員移せばいいと、それは勝手な論理ですよ。萌生会には自分のとこの職員だから、それを右から左、全員社協へ移していいと、そういうことについても疑問を持っております。そのために自然な形で、またいろんな事務手続、また初期投資、それとドクターは今は来てもらっておりますが、とにかく一番難しいのはドクターの確保。それで、病院を持たないこのような小さい里庄みたいな団体で、ネットワークもない、ノウハウもない、そういうときにドクターの確保、それから介護職、ヘルパー、その他もろもろの職員を確保するのが現実的に非常に難しい。そうして、例えば市が持っている病院でさえ運営に苦慮してる、そういう中で好きこのんでそういうリスクを負ってやることが本当にいいのかと、そう言っております。当然、指定管理者として募集をかける中で、いろんな審査があります。そういう中で、きちっとした形でやっぱりこのほうがいいというんであれば、当然その団体にお願いしたいと思います。 とにかく、今町が本当にこういう世の中の流れの中で、国も県も職員を減らしてスリム化をしようという中で、よく考えねばいけないという形で、提案としても一度とにかく時間的余裕もない、3年間ぐらいすぐには転換できないので、萌生会でやらせてもらって、その中に悪いところ、改善するところ、だめだと、そういう評価であれば、再度いい方法を考えたらいいのではないかと、こう思っております。どうかご理解よろしくお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 先ほどいろいろご説明がありましたが、一つ一つこれは全部論破できます。ここではいたしません、というのは時間がない。これは大変不公平だ、この議会はね。こっちは30分しかないんですよ、町長さんはどんどん自由にお話しできる。言いたいこと何分の1も言えませんよ、私は。20年間やってきたからそれでいいんだじゃなくて、それが問題になった、20年間問題なんだからもう一遍考え直しましょうと。今まで職員がそこでお世話になったのは確かだ、でもアンケートしたらみんな、56人にアンケートしたら、いろいろ妨害がありましたから18人しか答えがなかった。18人のうち、やめたいあるいは白紙の方もいる、12人が答えを出したんですが、半分は社会福祉協議会に行きたいとあるいは独立行政法人のほうがいいという答えを出しとるんですよ。だから、そっくり同じ条件で来ていただきますと言ったら、ほとんどの方が来られるということがわかったんです。マネジメントは何の問題もありません、今までやってるものの延長ですから、人の採用だけですよ。それからお医者さんの採用、それもお医者さんのグループの中でのいろんな人事があるわけです。今度も山縣先生が来られなくなった、永廣先生が新しい人をまた連れてきてくださったじゃないですか。そういうことでいきます。萌生会の中でのやりくりじゃない。ですから、新しいやり方として今これは結論を出そうと、まだ1年あるんですよ。今まで何年間もありました。これからまた3年というのは意味が不明ですよ。何としても、だから早くやらなきゃいけないからこういう結論になりますよということを2月の段階で口頭でお話をしてるわけですから、それを考えるのが当然じゃありませんか。 経費の問題について、きのう2,400万円の話がありましたよ。これだけあれば十分やっていけると、しかも年々ふえてるんです。この二、三年でもうたがが外れたように、人件費だってこの4年間で3,000万円ふえていると、そして人事管理費は600万円ふえようとしておりますよ。入所者数は変わっておりません、きのう83人という説明があったけど、少し減ってますよね、八十一、二人ですよ、今。それで推移してます。職員の給与も上がってないと、そういう状況ですから同じ横ばいであるはずですよ。ですが、どんどんどんどんここだけ突然この二、三年たがが外れて膨らむようになってる。ここを皆さんが疑問を持ってるんですね。何か癒着でもあるんじゃないか、わかりませんよ、これは。そういうことはもうきれいにして、公的な団体で、民じゃないです、公的な団体でやってもらいましょうと、こういうことなんです、考え方が。職員のアンケートの中にもそれありました。萌生会じゃないほうがいいですよ、公的な団体です。ですから、驚きですけど独立行政法人がよいという答えもたくさんあったんです。1番と2番をつけた人の答えの数を見ると、1、2で社会福祉法人といったのが8人、独立行政法人が7人です。萌生会は6人でした。独立行政法人がいいと言った人は、ちょっとあれですけど、こういう答えもありましたよ。いや、町長が誰になるかもにもよるが、独立行政法人だったら町長は兼ねられませんから、そういう公的な団体でやるのがいいんじゃないかという答えまでありました。未知数なんだけど、やっぱり公的なところがいいですという答えだったと思うんですよ。社会福祉法人は、今町長さんが会長、理事長を兼ねられているということなんですね。そういうところで危惧を持ったんじゃないかと思うんです。 きのう、町長は、社協20年先、30年先まで責任を持てないとおっしゃられた。それも意味不明ですよ。社会福祉協議会は、町はまず二、三十年先も潰れませんよね、当然。社会福祉協議会も、もう50年、60年続いてきた団体です。きちっとした公的団体なんですから、民間ですけども公的団体ですから、きちっとやっていくことは間違いないと思います。町長さん、社会福祉協議会の会長、理事長は、国の指導、県の指導では町の執行部が漫然とやるのはよくないという考えがあります、指導方針があるんです。いつまでこの会長、理事長をやられるつもりなんでしょうか。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 まず、アンケートの件から説明させてもらいます。 萌生会はアンケートをとらないようにしてください、町もそれをもとにアンケートは認めませんと言っております。その中で、職員にアンケートをとる場合、社会福祉協議会へして身分を保障する……            (1番仁科英麿君「いや、そんなこと言ってないですね、身分保障なんて、言ってません」と呼ぶ) 賃金といいますか、基本給を決める。言ってみれば少し極端ですが、労働組合で賃上げ、ボーナスの要求、それはこうしますよと言った場合、職員というか労働組合というんは、当然それはいいことだと思って賛成しますよ。それに近い形になるから、アンケートはやめてくださいと萌生会のほうも言っとるわけです。 それと、社協の職員になった場合、当然社協の職員と同じようにボーナス、出さなきゃいけません。退職金も積んでいかなければいけません。そういうことを含めて、トータルのコストが当然上がると、こう考えております。 それから、ドクターの件ですが、今の里見川荘のドクターがまたここで都合があって、もう一人の臨時に来てもらってるドクターをすぐかえることができた。町が言っている指定管理者は、ドクターも含めてやっていく中で、今永廣先生はいろんなネットワークを持っとる、だから町が今言ってるような指定管理者になった場合もスムーズにいくんではないかと、それと今来られているドクターは何年先まで来てくれるかわからない、こういう状態の中で、町がドクターを常に確保して運営していくのもなかなか難しいんではないかということもあります。 それから、癒着といいましたが、当然そういうことはありませんし、とにかく今の里見川荘をスムーズに、また負担がなるべくかからないような形でやっていくと。指定管理者として民間に任すということは、民間のノウハウ、それと民間の需要、雇用、これを確保するということも含まれております。そして、公的な機関ということを言われました、社協は。しかし、町が指定管理者を選択した場合は、当然萌生会になろうが、他の福祉団体がしようが、それは町がやっているという……            (1番仁科英麿君「萌生会医療法人ですから、福祉団体じゃありません」と呼ぶ) 公的な形になっております。 それから、責任を持つのはどういうことかというと、今町がやっている社会福祉協議会では、いろんな予算、責任、全く関係ない人に理事長をしてもらって責任を持つということは、なかなかその人にとっても負担が大きいと、里庄規模の今の社会福祉協議会、こういう形の中では、やはり町長が理事長をするのが一番自然だと思うし、責任もとれると。それから、10年、20年責任持つ、当然ですよ。町長として社会福祉協議会、里見川荘、あなたの任期は1年しかないのにどうするんかと、それは今の立場で10年先、20年先もとにかく考えて、どれがベストかということを考えて、責任持ってやるのも私の立場です。理事長はいつまでするのかというお答えですが、来年の1月、もしも私が町長であれば、来年の1月まではやります。 以上です。 ○副議長(眞野博文君) 仁科英麿君に申し上げます。 自由な発言は許しておりません。答弁者の発言終了後、許可を得てから発言するよう注意します。 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 アンケートについてちょっと触れておきたいと思うんですが、アンケートが偏ってるからやらせてはならないという意見があって、それに賛同されたと、町長はね。ですが、これお渡ししてるんですからよく見ていただきたいと思うんで、こういうことになると思いますよということをごく概略を書いて、下に注で書いていますよ。いずれの場合も、現在の職務内容と処遇は余り変わらないことを前提として回答してくださいと。でも、社会福祉協議会だったら人事管理費が要らなくなるんです、これは営業としてやってるわけですね、人材派遣と同じように12%出してると、人材派遣会社だったら15%出せと言われたけど、12%にしましたよって、これは利益でも含んでるんですよ、利益含むです、事務費プラス。そういうものがありますから、少し余るかもしれませんよ、社会福祉協議会でやれば。大体7%ぐらいで人件費は足りるんじゃないかと思うんです。1,400万円ですね、そうすると1,000万円余る。この部分をまたいろんな準備費、事務費に使っていきますが、少しは余るかもしれませんよと。その場合は、処遇改善に与えられるかもしれません。枠の中でやりますから、そういうことはあるかもしれませんというのは当然のことでしょう、なかったらそれはないということになるんです。独法の場合は、さらに独自色が強くなるでしょう。萌生会だったら現状維持じゃないでしょうか、その他の法人だったら処遇が不明ですねということを言ったから答えができたんですよ。何にも説明がなかったら答えができない。18人のうち4人は答えがありません。突然こんなアンケートではちょっと答えられませんというコメントを書いた方もおられた、そういう状況です。決してこれは不公平なアンケートではない、むしろこれは執行部がやるべき話であります。問題が起きた、職員はどう考えてるんだろうかな、早い時期からそれを考えるべきだったと思います。社会福祉協議会の職員であると当然社協と同じように給料、ボーナスをやりますじゃなくて、現状維持で現給保証でいきますと、そうなるでしょうと、どうですかと言ったらそれでいいですという答えなんですよ、これは。 もうほかにもいろいろありましたけど、時間がないから省略しますが、最近の地方分権の話をどのようにお考えになられてるんですか。いろんなことをおっしゃいますが、市町村長の権限を非常に強めてきていますよ、事務をどんどんおろしてきてる。それは、市町村長の独断で自由に判断していいということじゃないはずなんです。民主的な手続をきちっと踏んで物を決めるには、地方分権、住民に一番近いところに権限をおろして住民も参加し、議会も大いに議論して決めましょうと、そういうことで分権が行われてるんじゃないですか。その辺、ご見解を伺いたいと思います。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。 ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 今、地方分権のことに触れましたが、当然仁科議員が言われとるとおりだと思っております。ただ、つけ加えて1件だけ言わせてもらいます。 これは、アンケートのかがみに26年4月からは当然皆さんの身分がかわりますとありました。その中で、具体的にアンケートをとっております。しかし、今里見川荘へ来られとる方は萌生会の職員です。その職員に向かって、26年4月からは当然身分がかわりますと、そういう根拠はどこにもありません。それをもとにその次にアンケートをとる、これはフェアではないと思います。あえてもう言うつもりはなかったんですが、アンケートの件について言ったので言わせてもらいました。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 身分がかわることは明らかです。併任発令していた公務員になっていたのをやめるということなんですから、こんなにはっきりしたことはないじゃないですか。議会の結論に従っていただきたいと思います。 それで、その場合に社協でやるという体制を整えていかなきゃいけないんですから、できるだけ早くから。できるだけ社協の理事会、評議委員会にこれを諮っていただきたいと、よろしくお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 大内町長。
    ◎町長(大内恒章君) 〔登壇〕 26年4月から当然併任辞令は出せません。しかし、身分がかわると言った場合、それは併任辞令じゃなしに萌生会の職員としての身分がかわると受け取られると言っとるわけです。 それから、理事会、評議会は当然早い時期に、予定は21日に出しておりますが、それより前にこれは開きます。そして、説明させていただきます。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 身分がかわるわけですから、萌生会のほうがかわるかどうかっていうのは別にしまして、それはきっちりやっぱり言うべきですから、当然ですよ。それで、もしそういうことでアンケートを事前に渡したんですから、そこが問題だったら、ここをこういうふうに修文してアンケートしたらいいんじゃないですかと意見をくれるのが執行部の役割じゃありませんか。だからやるなって、そんなボックスも置かせませんなんて、そんな話はおかしいですよ。 もう以上です。これ答え要りません。次進みますから、時間があと2分しかない。 岩村道路のことについて聞く時間がないんですけど、あれは何としても……            (町長大内恒章君「ちょっと、この件について……」と呼ぶ) 東西直線方式にしていただきたいと思いますが、その答えをお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 仁科さん、ちょっと待ってください。 何でしょう。            (町長大内恒章君「あと質問時間ないので……」と呼ぶ)            (「先日動議出したときに拒否じゃったのに何で町長だったらやれるんな、おかしいじゃないか」と呼ぶ者あり) いや、内容をちょっと自席で聞きよるだけです。            (町長大内恒章君「今質問をこれ長かったんで、ある程度は長くても町は質問を受けたいとは思います、時間切れても。今長くとって」と呼ぶ) いや、町長、それはちょっと。            (「町長、もうやめとけ、後から言わせたらええ、議長もやめとけ」と呼ぶ者あり) 決まったことですので、それはもう。            (町長大内恒章君「わかりました。今フェアでない、私の、当局のほうが答えが長いからという意見がありましたので」と呼ぶ)            (1番仁科英麿君「いや、それはアンフェアですが、ルールだからしょうがないです」と呼ぶ) それでは、続けます。 静粛にお願いします。 赤木農林建設課長。 ◎農林建設課長(赤木功君) 〔登壇〕 失礼いたします。 仁科議員さんの里見674号線、岩村地区の道路の計画について答弁したいと思います。 この里見674号線整備は、岩村地区から浅口市の深田を通って商業エリア方面へ通じる町道の拡幅工事と、危険な交差点の改善を行う工事でございます。先ほどご質問にありましたように、この道路の計画の線形につきましては、岩村方面から浅口市の商業エリアのほうへ向かって直線的に主道路をしてほしいという要望を1月に岩村地区で説明会を行った際にいただきました。この強いご要望を受けまして、町といたしましては、岡山県とすぐ協議を行ったところでございます。協議の結果につきましては、皆様方の要望のように現在岩村のほうから浅口市の深田方面、商業施設のほうへ向かって直線的に整備を進めるという線形につきまして、一定の理解をいただくことができました。この件につきましては、まだ地元の方々に2回目の説明会を行っておりませんけれども、こういった内容でできれば3月中に説明会を開催して、次年度、平成25年度に用地買収であるとか詳細な設計について進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 地図で丁寧に説明しようと思いましたが、時間がなかったので省略しましたが、東西直線化を目指すということで安心をいたしました。 ここは、生活道路ではないんですね。私は毎日通るから生活道路ですが、広域交通ネットワークです。これは笠岡、井原のほうから来て東に抜ける人、倉敷まで行く人だってここを通ってると、里庄の人もここを通ります、高速乗る人も通るということですから、いい案でお願いしたいと思う。これから地元とよく協議しながらお願いしたい。 次に、投票立会人の選任方法について、選管の委員長に来ていただいてますので、一言お願いします。 本当にご多忙の中をありがとうございます。また、大変長々お待たせして済いませんでした。 昨年12月議会において、この投票立会人は公平に選んでるかということを聞いたら公平だと言っとったんですが、どうも私には地域によって差がある、不公平な選任になってるところがあるように思えてならないんです。ちょっと委員長のご見解を伺いたいと思います。 ○副議長(眞野博文君) 中尾選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(中尾幸好君) 選挙管理委員長の中尾幸好でございます。よろしくお願いします。 仁科議員の質問にお答えします。 投票立会人でございますが、法律上の要件を満たしており、その方を人選しておりますので、問題はないと思います。それから、再任、重複の件でございますが、禁止規定もございませんので、ある程度の隔たりがあっても許容の範囲内だと思っております。よろしくお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 この原案は、誰の意見を入れて、誰がどのようにつくったのか。それから、委員会の中で議論して修正したことがあったでしょうか。最近5回の選挙でどういう状況だったか、修正したことがあったかなかったか、お伺いいたします。 ○副議長(眞野博文君) 宮崎総務課長。 ◎総務課長(宮崎裕之君) 〔登壇〕 原案は、選挙管理委員会事務局の書記が作成しております。投票立会人の選任につきましては、選挙管理委員会の中で審議しておりますので、委員から疑義が出れば適宜修正を行いますが、今までそういったことは過去5年ありませんでした。 以上でございます。 ○副議長(眞野博文君) 1番仁科英麿君。 ◆1番(仁科英麿君) 〔登壇〕 今具体的にそれが不公平になるものがどこにあるかっていうのを言う時間がもうありませんが、どうもそれが大丈夫かな、委員の皆さんが公平な観点でぜひ見ていただいて、修正があればどんどん出していただいて直していただいたらいいと思うんです。よろしくお願いします。 それで、それと分館長の中で選ぶというけど、分館が2つしかなければ2人選べばもう常に同じ分館長がずっと出てると。同じ人が、長老がにらみきかせてるという状態はどうも適切じゃないんじゃないか。立会人を置く趣旨をちゃんと踏まえていかなきゃいけないんだけど、でも若い人とか、分館長だけじゃなくって副だっていいじゃないの、書記でもいいんじゃないか、いろんな年代の人、男性、女性もいるというような選び方があるんじゃないかと思うんです。そういうことを踏まえて、今後適切にやっていけるようにご検討をお願いをしたい。やりたい人だっているんですよ。私はやりたいという人がいます、私はそういう人の話も聞いたことがある。よろしくお願いします。 ○副議長(眞野博文君) 中尾選挙管理委員会委員長。 ◎選挙管理委員会委員長(中尾幸好君) 今後、選挙管理委員会で協議して決定いたしたいと思います。 ○副議長(眞野博文君) これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は3月8日午後1時から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 皆様ご苦労さまでした。            午後3時46分 散会...